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伊勢ならでは「しめ縄」の飾り方と蘇民将来・笑門のいわれ

家づくりについて

2023.01.29

新年が開け1か月が経とうとしていますね~(早し!)
鏡開きもとっくに終わりましたが伊勢特有の飾り方で有名なしめ縄は現在もショールーム入り口に飾ったままです。

忘れているのでは無く、一年中外さないで家の玄関に飾っておくのが伊勢のおなじみの風景です。

年末から飾って松の内が終わる頃の(関東では1/7・関西では1/15)までは外さないのが一般的みたいですがいずれも期間限定。この記事を書くまでそんな常識知らなかったです( ゚Д゚)!

伊勢で一年中飾る理由になったのは「蘇民将来(読み方:そみんしょうらい)」のいわれにあるのです✨

その昔に伊勢の地を旅していただ須佐之男命(読み方:スサノオノミコト)が夕暮れに泊る所が無く困っていたところ、貧しいものの心豊かな蘇民将来(そみんしょうらい)という男が家に泊めてくれ手厚いもてなしをしてくれました。須佐之男命はこれに大変感激し『後の世に疫病あらば、汝、蘇民将来の子孫と云いて茅の輪を持以ちて腰に付けたる人は免れなむ。』(意味=蘇民将来の子孫と書いて茅の輪を門口にかけておけば子孫代々病を免れる)と言い残し去っていきました。以降、蘇民家は疫病を免れ代々栄えたという故事があるからです。

これにあやかり伊勢の人々は一年中しめ縄を家の玄関用に飾るようになったそうなんです(‘ω’)フムフム
言い伝えを伝承しているあたりが伊勢神宮のお膝元である事を感じさせますよね。

ショールーム入り口のしめ縄は蘇民将来じゃないやん?(‘ω’)って思った鋭い方います?

実はこの「笑門」(読み方:しょうもん)のしめ縄はとてもよく見かけるタイプの護符なんです!
(伊勢っ子ならわかりますよね♪年末になるとイオンなどのスーパーやホームセンター、販売店などでわんさと売られています)

笑門にも諸説があり蘇民将来子孫家門がのちに「将門」と短縮され、平将門の乱後は混同されないように「笑門」に変遷したともいわれているようです。

なんて奥深いルーツ いままで当たり前に見過ぎて全国的にそうなんだと思ってました(恥)

伊勢住みなのに全く知らず興味深かったので今回取り上げてみました(^^)/

伊勢の方が「へえー知らんかった!」とリアクションしてくれる事に期待してます!

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