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式年遷宮に向け-伊勢市近郊の店舗･ホテル･宿泊施設の建築なら山口工務店-

法人事業

2025.05.11

伊勢神宮2033年式年遷宮
20年毎の神社社殿建て替え･神宝更新の儀

伊勢の「式年遷宮（しきねんせんぐう）」とは、三重県伊勢市にある伊勢神宮（内宮と外宮）で20年ごとに行われる神社建築と神宝（しんぽう）の全面的な建て替え・更新の儀式のことです。
これは日本でも最も重要な神道の伝統行事のひとつです。
直近は2013年に第62回式年遷宮が執り行われ次回(第63回)が 2033年 に予定されています。
日本最古から伝わる伝統神事が約８年後に迫っている伊勢市内では店舗・ホテル・宿泊施設の建設計画があちこちで聞こえるようになっています。
伊勢市を中心に近郊エリアが活気づいてくる様は伊勢市民として嬉しい限り。
まずは式年遷宮の基本的な内容をご紹介させて頂きます。
伊勢神宮公式サイトリンク：https://www.isejingu.or.jp/sengu/

式年遷宮の内容

社殿の建て替え
古来の神明造（しんめいづくり）という伝統的な建築様式を用いて、現在の社殿の隣にまったく同じ構造の新しい社殿を建てます。
御神体の遷御（せんぎょ）
新しい社殿が完成すると、夜間の儀式を通じて、御神体（神様の依り代）を旧殿から新殿へ移す「遷御（せんぎょ）の儀」が執り行われます。
神宝や装束の新調
神様が使う宝物や神具、装束などもすべて新たに作り直されます。これらは日本最高峰の伝統工芸技術が集結します。

遷宮の歴史は第1回目は持統天皇の時代690年に行われました。
以来1300年以上にわたって、例外もありますが20年ごとに続いています。想像を超える年月を経て続く儀式。間違いなく日本の重要文化の一つですよね尊いです。

日本人の文化､伝統､信仰に結びつく大規模な祭事

式年遷宮を行う意味は、神道の根本的な理念と日本文化の根底に関わる非常に深いものがあります。
主に以下の4つの目的・意義が挙げられるとされています。

神様への敬意と感謝の更新

伊勢神宮は天照大御神（あまてらすおおみかみ）を祀る日本最高の神社です。
20年ごとに神殿や神宝を一新することで、常に「新たな最上のもの」で神様をお迎えし、敬意と感謝を形にしています。神様に対する「おもてなし」の究極形とも言えるでしょう。

永遠性と再生の象徴

神殿を一新することで、物理的な構造の更新はされても伝統や精神は継続されていきます。
これにより「古きを守りつつ、常に新しくある」＝「常若（とこわか）｣の精神とも呼ばれ日本的価値観が体現されます。建て替えることで「永続性」を実現しています。とても奥深いですね！

技術と文化の継承

社殿の建築や神宝の制作には、古代からの職人技術が必要です。神殿の建築だけでなく、御装束や神宝など約800種の装飾品が新しく造られ、当代最高の美術工芸技術者がその製作に携わります。
これは、日本の伝統的な技術や芸術の力を伝える場としても重要な役割を担っています。
技術や知識が次世代の宮大工・工芸師に受け継がれ「生きた文化財｣＝伝統文化継承の場になるのです。

人々の心の刷新

国民的行事として地域を中心に全国から人々が関わり、奉仕や参拝を行う中で個々の心が「再生」されます。災害や困難の後にも遷宮を通して心を新たにしてきた歴史があり精神的な「再出発や再生」の機会とも捉える事も出来ます。日本人が生きる上で大切な区切りとしての役割も果たしていますね。

式年遷宮はただ社殿を建て替え文化的建築を守るという趣旨だけでは無く、目には見えない「神」「人の心」「文化」「時間」を結ぶ役割も兼ね備えた日本独自の宗教的・文化的な儀式なのです。
なんとも崇高な儀式。日本人である事、山口工務店が本社や拠点を構える伊勢市が日本の心の拠り所になる場所である事を誇りに思います。ますます地域発展のために尽力したい思いが高まります！

伊勢神宮､外宮街道､おかげ横丁近郊で
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